実は、9月は応募単価(CPA)を抑えつつ、質の高い応募を獲得できる絶好のチャンスです。
その理由は、クリック単価(CPC)が落ち着きやすい市場の傾向に加え、祝日やイベントを背景に応募者の動きが活発化するため。いわば、採用市場の“追い風”が吹く月なのです。
この記事では実際のデータに基づき、9月の採用成果を最大化する「今すぐ現場でできる5つのアクション」を徹底解説します。
なぜ9月は応募単価(CPA)が下がりやすいのか?
CPAは、以下の式で決まります。 CPA = CPC ÷ 応募率 つまり、CPC(クリック単価)が下がるか、応募率が上がるとCPAは改善します。9月は、この両方の条件が揃いやすい特別な月なのです。
データで見る「CPC低下」と「CPA改善」の傾向
当社の運用データを見ると、毎年9月はCPAが改善する“良い波”が来る傾向にあります。以下のグラフは、過去の同時期と比較したCPAと費用の推移です。

▲2024年(破線)・2025年(実線)の週次CPAと費用の比較。9月は費用を増やしてもCPAが低下する週が見られる。
昨年(破線)も同様に、9月に入るとCPAが下がる週が出てきています。これは、下のグラフが示すように、クリック単価(CPC)が落ち着く傾向にあるためです。

▲2024年(破線)・2025年(実線)の週次CPCの比較。8月と比較して9月はCPCが下がりやすい傾向がある。
同じ広告費でも、CPCが下がればより多くのクリックを獲得でき、結果として応募に繋がりやすくなります。
9月の採用市場を動かす3つの外部要因
データの裏側には、社会の動きが関係しています。
秋の連休(9/15, 9/23) 3連休が2回あることで、飲食・販売・宿泊・物流などの業界で短期的な人手需要が高まります。これにより、求職者の検索活動も活発化します。
大阪・関西万博の終盤(〜10/13) 万博の会期末に向けて、会場運営や周辺の商業・宿泊施設で短期・単発の求人が増加。応募へのハードルが下がり、市場全体の応募意欲を押し上げます。 (出典:Expo 2025 公式サイト)
高水準で推移するインバウンド需要 2025年7月は過去最高の訪日客数を記録するなど、観光地を中心に接客・販売・宿泊業の求人ニーズが依然として高い状況です。 (出典:日本政府観光局(JNTO) 報道発表資料)
これらの要因が重なり、求職者の動きが活発になる一方で、夏の商戦を終えた一部の企業が広告出稿を控えるため、CPCが上がりにくい環境が生まれるのです。
今すぐ実践!9月の採用成果を最大化する5つのアクションプラン
では、この追い風をどう活かせば良いのでしょうか。優先順位の高い順に、5つの具体的なアクションをご紹介します。
1. タイトルと冒頭3行を「数字」で書き換える【難易度:★☆☆】
まず、最も簡単で効果的なのが求人原稿の修正です。特にスマートフォンでの閲覧を意識し、最初の3秒でメリットが伝わるように、具体的な数字を入れ込みましょう。
待遇や働きやすさを具体的な数字で示すことで、応募者の興味を一気に引きつけます。
2. 応募者対応は「24時間以内」を徹底する【難易度:★☆☆】
9月は応募者の活動が活発な分、競合の選考も早く進みます。応募があったら即座に対応し、面接日を確定させることが歩留まり向上の鍵です。
【小売店の成功事例】 あるアパレル店舗では、応募後の自動返信メールに面接予約ツールのURLを記載。応募から面接確定までの時間を平均2日から3時間へ短縮した結果、面接の無断キャンセルが40%改善しました。
面接日程の調整方法は、関連記事「面接日程メールの送り方|企業が押さえる例文・マナー・返信率アップの工夫」でも詳しく解説しています。
3. 最低賃金改定を見据えた「先出し」時給表記【難易度:★★☆】
2025年10月からの最低賃金改定が予定されています。多くの企業が10月から新時給を適用しますが、9月の段階で改定後の時給を「先出し」で表記することで、競合より一歩リードできます。
昇給タイミングや評価制度についても一言触れると、さらに魅力が高まります。 (参考:厚生労働省 最低賃金に関する特設サイト)
4. 広告は「連休の直前と週明け」に集中投下する【難易度:★★☆】
予算が限られている場合は、やみくもに出稿するのではなく“決め打ち”で露出を強化しましょう。9月は以下のタイミングが狙い目です。
この期間は、社内の応募対応体制も厚くしておくことが重要です。
5. 費用対効果の低い「配信面」の露出を絞る【難易度:★★★】
もし広告運用ツールを自身で操作できるなら、成果(応募)に繋がっていない地域や職種、キーワードへの配信を弱めましょう。そこで浮いた予算を、CPAの良い優良な配信面に再配分することで、全体のCPAを効率的に下げることができます。
この調整は専門的な知識が必要な場合もあります。自社での対応が難しい場合は、専門家への相談も検討しましょう。より詳しい採用市場の動向については、「【2025年完全版】採用市場の動向と採用戦略」の記事も参考になります。
採用コストをさらに削減するお得なキャンペーン
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よくある質問(FAQ)
Q1. 広告費を増やすのに、なぜCPAが下がるのですか?
A. 9月はCPC(クリック単価)が下がりやすく、応募者の動きが活発になるためです。同じ広告費でもクリック数が普段より多くなり、さらに応募率も高まるため、結果として一人あたりの応募単価(CPA)が下がる、という仕組みです。
Q2. 何から手をつければ良いか分かりません。
A. まずは「1. タイトルと冒頭3行の修正」「2. 24時間以内の返信体制づくり」の2つから始めてみてください。この2点はコストをかけずに実践でき、応募率や採用率の改善に直結しやすい最も重要なポイントです。
Q3. 9月なら、どんな求人でも効果が出ますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。特に専門職やITエンジニアなど、季節変動が少ない職種では効果が限定的な場合があります。また、競合が多い人気エリアでは、期待したほどCPCが下がらない可能性もあります。自社の状況に合わせて、施策を検討することが重要です。
まとめ:9月の“追い風”を掴み、採用を成功させよう
本記事の要点をまとめます。
9月が“出しどき”の理由: CPCが下がりやすく、求職者の動きが活発になるため、CPAが改善しやすい。
今すぐやるべきこと:
原稿修正: 時給などの「数字」をタイトルと冒頭に入れる。
即レス体制: 応募には24時間以内に対応する。
時給先出し: 10月の最低賃金改定を見越した時給を提示する。
運用調整: 連休前後に予算を厚めに配分する。
配信面の精査: 効果の薄い配信面への出稿を絞る。
焼き鳥に“焼きどき”があるように、求人広告にも“出しどき”があります。9月という絶好の機会を逃さず、戦略的なアクションで採用活動を成功に導きましょう。
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