最終更新日:2025年8月27日
2025年度(令和7年度)の最低賃金改定について、経営者・人事労務担当者が把握すべき情報を網羅的に解説します。本記事は、各都道府県労働局の公式発表および厚生労働省の全国一覧を一次情報源として、常に最新の情報に更新します。
この記事の要点(まず、ここだけご確認ください)
全国目安: 2025年度の最低賃金の目安は、全国加重平均で1,118円(昨年度比+63円)と8月4日に中央最低賃金審議会から答申されました。
答申状況: 東京都の1,226円(+63円)をはじめ、各都道府県で地方審議会からの答申が相次いでいます。詳細は下記の一覧表をご確認ください。
確定情報について: 最終的な金額と発効日は、これから各都道府県の労働局長が官報に告示することで正式に決定されます。
一次情報の出典: 厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
【最低賃金 2025 一覧】都道府県別 早見表
更新履歴
【ご注意】 表内の日付は答申時点での見込み・予定です。最終的な適用額・発効日は官報への告示により確定します。
ステータス凡例
都道府県 | 2025年改定額 | 前年差 | 発効予定日 | ステータス |
東京 | 1,226円 | +63円 | 2025-10-03(見込み) | 答申 |
神奈川 | 1,225円 | +63円 | 2025-10-04(見込み) | 答申 |
大阪 | 1,177円 | +63円 | 未公示(例年10月上旬) | 答申 |
埼玉 | 1,141円 | +63円 | 2025-11-01(予定) | 答申 |
愛知 | 1,140円 | +63円 | 2025-10-18(見込み) | 答申 |
千葉 | 1,140円 | +64円 | 未公示(例年10月上旬) | 答申 |
兵庫 | 1,116円 | +64円 | 2025-10-04(見込み) | 答申 |
京都 | 1,121円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
広島 | 1,085円 | +65円 | 2025-11-01(見込み) | 答申 |
北海道 | 1,075円 | +65円 | 2025-10-04(見込み) | 答申 |
福岡 | 1,057円 | +65円 | 2025-11-16(予定) | 答申 |
奈良 | 1,051円 | +65円 | 未定(告示待ち) | 答申 |
宮城 | 1,038円 | +65円 | 2025-10-04(見込み) | 答申 |
静岡 | 1,097円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
三重 | 1,086円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
滋賀 | 1,080円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
茨城 | 1,068円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
栃木 | 1,067円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
岐阜 | 1,064円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
富山 | 1,061円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
長野 | 1,061円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
山梨 | 1,051円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
新潟 | 1,048円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
群馬 | 1,048円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
石川 | 1,047円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
福井 | 1,047円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
岡山 | 1,045円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
和歌山 | 1,043円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
徳島 | 1,043円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
山口 | 1,042円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
香川 | 1,033円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
島根 | 1,025円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
鳥取 | 1,021円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
佐賀 | 1,020円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
山形 | 1,019円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
愛媛 | 1,019円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
大分 | 1,018円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
福島 | 1,018円 | +63円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
長崎 | 1,017円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
青森 | 1,017円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
鹿児島 | 1,017円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
宮崎 | 1,016円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
岩手 | 1,016円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
沖縄 | 1,016円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
熊本 | 1,016円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
高知 | 1,016円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
秋田 | 1,015円 | +64円 | 未定(告示待ち) | 見込み |
1. 60秒でできる!自社の「最賃割れ」チェック
月給制の従業員を雇用している場合、「月給額÷労働時間」という単純な計算では不十分です。月給制だから大丈夫と安心していると、気づかぬうちに法令違反となっているケースも少なくありません。特に、残業代や通勤手当など、どこまでを時給計算の基礎に含めるかが間違いやすいポイントです。
以下の3ステップで、自社の給与体系が新最低賃金をクリアしているか、必ず確認してください。
対象となる賃金だけを集計する
算入しない賃金: ①臨時の賃金(結婚手当等)、②1ヶ月超ごとに支払われる賃金(賞与等)、③時間外・休日・深夜割増賃金、④精皆勤手当、通勤手当、家族手当
月給を時給に換算する
時給額 = (1で集計した賃金月額) ÷ (1ヶ月の平均所定労働時間)
適用される最低賃金額と比較する
換算した時給額が、地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金のうち、高い方を上回っているか確認します。
【出典】 最低賃金の対象となる賃金(厚生労働省)
2. 特定(産業別)最低賃金との関係
最低賃金には、すべての労働者に適用される「地域別最低賃金」の他に、特定の産業に従事する労働者に適用される「特定(産業別)最低賃金」があります。これは、専門的な技能を要するなどの理由から、地域別最低賃金よりも高い水準が設定されています。
例えば、東京都では「鉄鋼業」や「百貨店・総合スーパー」などに、都の最低賃金とは別の、より高い金額が定められています。もし従業員が両方の最低賃金の対象となる場合、高い方の金額が適用されるため、自社の業種が該当しないか必ず確認が必要です。
3. コスト対策の現実解。「業務改善助成金」の活用
最低賃金の引き上げは、人件費の増加に直結する重大な経営課題です。この負担を直接的に軽減し、さらに事業の成長へと繋げるための強力な支援策が「業務改善助成金」です。
この制度は、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を一定額以上引き上げるとともに、生産性を向上させるための設備投資を行った場合に、その費用の一部を国が助成するものです。
特に、人的リソースに限りがある中小企業にとって、賃上げの負担を軽減しつつ、事業の近代化・効率化を同時に進める絶好の機会となります。
4. Indeed PLUSで採用コストを最適化しませんか?
最低賃金の引き上げは、守りのコスト管理だけでは乗り切れません。採用活動という「攻め」の領域で、いかに効率よく、質の高い人材を確保するかが事業存続の鍵を握ります。人件費が増加するからこそ、一人当たりの採用コスト(CPA)を下げ、最適な人材に最短でリーチする必要があるのです。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 最低賃金はいつ、どのように確定しますか?
A1. 毎年8月頃の「答申」を経て、各都道府県の労働局長が官報に「告示」することで正式に確定します。発効日は例年10月上旬からとなります。
Q2. 月給者の最低賃金割れチェックで、特に注意すべき手当は?
A2. 精皆勤手当、通勤手当、家族手当は最低賃金の計算から除外します。これらを算入して計算し、「クリアしている」と誤解するケースが多いため、特に注意が必要です。
Q3. 最低賃金未満の支払いには、どのような罰則がありますか?
A3. 地域別最賃に満たない場合は50万円以下の罰金(最低賃金法)、特定最賃のみ下回り地域別最賃は満たしている場合は30万円以下の罰金(労働基準法第120条)が科される可能性があります。
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