「最近、タウンワークに出しても昔ほど応募が来ない……」そんな悩みをお持ちではありませんか?以前は掲載すればすぐに電話が鳴っていたのに、今は反応が薄いと感じている採用担当者様は少なくありません。
実は、その背景には日本の人口構造の変化と、2024年に始まった新しい求人配信の仕組みが大きく関係しています。この記事では、応募が減っている本当の理由と、今注目すべき「IndeedPLUS」の活用法について分かりやすく解説します。
本記事は採用マーケティングや求人広告運用の知見をもとに、厚生労働省などの公的機関が発表している労働市場データや最新の求人サービス仕様を参照しながら作成しています。
タウンワークの応募効果に影響を与える人口動態の変化
求人を出しても反応が鈍いと感じる最大の背景には、日本全体の労働力不足があります。
特に若年層をターゲットにしている場合、20年前と比較すると「母集団」そのものが劇的に減っている現実を受け止めなければなりません。
若年層人口の減少と採用難の関係
2024年現在、18歳から25歳までの人口は約1,700万人です。これは20年前の約2,300万人と比較すると、約600万人、割合にして約20%も減少している計算になります。
ターゲットとなる若者の数自体が減っているため、従来と同じ出し方では応募が半分以下になるケースも珍しくありません。
生産年齢人口の推移と今後の予測
15歳から64歳までの「生産年齢人口」は、今後10年間でさらに減少が加速すると予測されています。
厚生労働省の資料によれば、労働力不足は全業種共通の課題となっており、限られた人材を多くの企業で奪い合う「超・売り手市場」が常態化しています。この傾向は一時的なものではなく、構造的な問題です。
学生アルバイト採用が難化している理由
人口減に加え、学生のライフスタイルの変化も影響しています。タイミーなどのスポットワークの普及により、特定の職場に縛られない働き方を選ぶ若者が増えました。
タウンワークのような固定シフトを前提とした求人媒体は、自由な働き方を求める層とのマッチングが以前よりも難しくなっています。
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ネット検索の主役交代!Indeedとタウンワークの比較
求職者が仕事を探す「場所」が、紙媒体からスマホ検索へ、そして特定の求人サイトから「求人検索エンジン」へと完全に移行しました。現在、求人市場において圧倒的な集客力を誇っているのはIndeedです。
求人サイトのPV数ランキングの現状
Similarwebの2024年4月データによると、IndeedのPV数(閲覧数)はタウンワークの約2倍という圧倒的な数値を記録しています。
タウンワークも依然として国内トップクラスの媒体ではありますが、検索の入り口としてはIndeedがスタンダードになっており、ネット上での露出格差が広がっています。
求職者の検索行動の変化
今の求職者は「タウンワークのサイト内で探す」よりも「GoogleやIndeedで条件を入れて検索する」という行動が主流です。
IndeedはSEOに非常に強く、職種名や勤務地で検索した際に上位に表示されやすいため、自然と多くの求職者がIndeedへと流れていく構造ができあがっています。
IndeedPLUS(インディードプラス)の登場
2024年からスタートした「IndeedPLUS」は、この市場環境を劇的に変えました。これはIndeedに投稿した求人を、タウンワークなどの提携サイトへ自動で最適配信する仕組みです。
この新サービスの登場により、従来の「媒体ごとに枠を買う」という手法から「データで配信先を選ぶ」手法へと変化しています。
IndeedPLUSがタウンワークの表示画面に与えた影響
タウンワークの応募が減ったと感じる具体的な要因の一つに、検索結果画面の変化があります。現在、タウンワークのサイト内には、タウンワークに直接掲載された求人以外に「IndeedPLUS」経由の求人が大量に流れ込んでいます。
タウンワーク検索結果の占有率の変化
新宿区などの人気エリアで検索すると、1ページ目40件のうち15件が直接掲載、残りの25件がIndeedPLUS連携分というケースも見られます。
つまり、従来のタウンワーク掲載分がIndeedからの求人に「枠」を奪われており、自社の求人が埋もれやすくなっているのが現状です。
連携サービスによる露出の最大化
IndeedPLUSの連携先は、2024年7月時点で「タウンワーク」「リクナビNEXT」「はたらいく」「とらばーゆ」「リクナビ派遣」の5サイトです。
これにより、IndeedPLUSを利用している企業の求人は、これら複数の有名サイトにまたがって表示されるため、単一媒体への掲載よりも圧倒的に有利になります。
露出量が増えることによる応募単価の改善
IndeedPLUSを利用すると、AIが最適な媒体を判断して求人を表示させます。
例えば、事務職ならリクナビNEXT、飲食ならタウンワークといった具合に、応募の可能性が高い場所へ優先的に表示されるため、無駄な広告費を抑えつつ応募数を確保できる可能性が高まります。
IndeedPLUSの活用方法について詳しく聞きたい方はこちら
採用成功率を高めるIndeedPLUSの3つの活用方法
IndeedPLUSを使いこなすには、複数の入り口があります。自社の採用スタイルに合わせて、どのツールから配信するかを選ぶことが、コストパフォーマンスを最大化する鍵となります。
Indeedへの直接投稿による運用
最もシンプルな方法は、Indeedの管理画面から直接求人を投稿することです。広範なユーザーベースにリーチでき、予算のコントロールも柔軟に行えます。
ただし、効果を出すには求人票の文言(キーワード)を細かく調整し、AIに「質の高い求人」と認識させる運用ノウハウが必要です。
AirWORK採用管理を使った効率化
リクルートが提供する「AirWORK採用管理」を使えば、自社採用サイトの作成と同時にIndeedへの自動連携が可能です。
求人の作成から応募者対応まで一元管理できるため、採用業務の時間を大幅に削減できます。ITに詳しくない担当者でも直感的に操作できる点が大きなメリットです。
ジョブオプ採用管理による高度な分析
より戦略的に採用を行いたい企業には「ジョブオプ採用管理」が適しています。
応募者の属性分析や、どの媒体から流入したかの詳細なデータが確認できるため、PDCAサイクルを高速で回せます。フィルタリング機能も充実しており、ターゲットに近い人材を効率よく特定できます。
応募が集まる求人原稿の作成チェックリスト
仕組みを理解しても、肝心の「中身」が魅力的でなければ応募は増えません。IndeedPLUSで多くの人の目に触れるからこそ、以下のポイントを押さえた原稿作りが不可欠です。
職種名と仕事内容の具体化
検索エンジンは「具体的な言葉」を好みます。曖昧な表現ではなく、誰が読んでも仕事内容がイメージできる記述を心がけましょう。
悪い例:営業業務
良い例:既存顧客を中心としたルート配送・法人営業
求人広告チェックリスト
応募が集まる求人には共通点があります。
公開前に以下の項目を必ずチェックしてください。
□ 給与が地域相場と比較して妥当か
□ 必要なスキルや資格が明記されているか
□ 勤務地(最寄り駅や徒歩分)が正確か
□ 残業時間や休日数が具体的に書かれているか
□ 職場の雰囲気が伝わる写真やエピソードがあるか
ターゲットに刺さるメリットの提示
給与以外にも、自社ならではの魅力を5つほど言語化してみましょう。
具体的なキャリアパスを提示する
柔軟なシフト制度や福利厚生を数字で示す
研修制度の内容を詳しく書く
使用するツールや機材を明記する
実際のスタッフの声を掲載する
よくある質問
Q. タウンワークに直接出すのとIndeedPLUS、どちらが良いですか?
A. 職種やターゲットによります。短期間で特定の地域に集中させたいならタウンワークが強い場合もありますが、幅広い層に効率よくアプローチしたいなら、複数のサイトに自動で露出できるIndeedPLUSの方が、現在の市場環境では高い費用対効果を期待できるケースが多いです。
Q. IndeedPLUSを使うと掲載料金は高くなりますか?
A. 従来の「1枠いくら」という固定費制ではなく、クリック課金型や予算設定型での運用が中心となります。無駄なクリックを抑える運用ができれば、結果的に従来の媒体掲載よりも1応募あたりの単価(CPA)を安く抑えることが可能です。
Q. 以前の求人原稿をそのまま使い回しても大丈夫?
A. あまりおすすめしません。IndeedPLUS(Indeed)のアルゴリズムは、具体的で情報の充実した求人を優先的に表示する傾向があります。検索キーワードを意識したリライトを行うことで、露出量と応募率が大きく改善されるため、再設計することをおすすめします。
Q. 地方の採用でもIndeedPLUSは効果がありますか?
A. はい、効果的です。地方ではタウンワークの設置場所が限られている場合もありますが、スマホでの検索は全国共通です。IndeedPLUSを通じて複数の提携サイトに掲載されることで、地元で仕事を探している層だけでなく、UIJターンを検討している層へもリーチを広げられます。
まとめ
今回は、タウンワークの応募効果に変化が起きている理由と、その対策としてのIndeedPLUSについて解説しました。
若年層人口の20%減少という構造的な変化に加え、IndeedPLUSによる掲載枠の共有が進んだことで、従来の「ただ掲載するだけ」の手法は限界を迎えています。
要点 | 内容 |
人口要因 | 18〜25歳の人口が20年で約600万人減少 |
市場環境 | IndeedのPV数はタウンワークの約2倍 |
新常識 | IndeedPLUS経由の求人がタウンワーク画面を占有 |
ただし、数値やデータはあくまで市場全体の傾向であり、業界や地域によって最適な正解は異なります。IndeedPLUSを導入すれば必ず成功するというわけではなく、自社の魅力が伝わる原稿設計と、適切なツール選びが不可欠です。
まずは現状の求人原稿を見直し、どこに課題があるのかを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。当社ではリクルート媒体の運用ノウハウを活かし、貴社に最適な採用プランをご提案しています。お困りの際は、お気軽にご相談ください。
【注釈・参考】
厚生労働省:労働経済の分析(労働経済白書) https://www.mhlw.go.jp/stf/web_magazine/closeup/36.html
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