「求人を出したいけれど、Indeedとタウンワークのどちらが良いのか分からない」「何が違うのか具体的に知りたい」と悩んでいませんか?どちらも有名な求人メディアですが、実はその仕組みや利用するユーザーの動きは大きく異なります。
本記事では、Indeedを「スーパー」、タウンワークを「市場」に例えて、それぞれの特徴を分かりやすく解説します。この記事を読めば、自社の募集案件をどちらに掲載すべきか、明確な判断基準が持てるようになります。
本記事は採用マーケティングの知見をもとに、厚生労働省などの公的機関が発信する雇用指針や最新の検索トレンドを参照しながら作成しています。
Indeedは「スーパー」でタウンワークは「市場」
Indeedとタウンワークの最大の違いは、求職者が仕事を探す「プロセス」にあります。
これを買い物に例えると、Indeedは目的の品を素早く手に取る「スーパーマーケット」、タウンワークは歩きながら新しい発見を楽しむ「市場(いちば)」と言えます。
目的が明確な人が集まる「スーパー」
スーパーマーケットは、入り口に案内板があり、野菜、肉、魚とコーナーが分かれています。客は「今日のカレーの材料」を最短距離で探しに行きます。
Indeedも同様で、トップ画面には検索窓しかありません。職種名や地域名を打ち込み、目的の仕事をダイレクトに探すユーザーが集まる場所なのです。
出会いを楽しむ「市場」のワクワク感
市場では、八百屋の隣でプリンを売っていたり、鮮魚の横に雑貨が並んでいたりします。客は「何か良いものはないかな」とぶらぶら歩き、予定外の買い物も楽しみます。
タウンワークも同様で、一覧から様々な業種を眺めることができ、今まで知らなかった仕事に出会う「発見」の要素が強いメディアです。
ユーザーの心理状態の違い
スーパーに来る人は「効率」を求め、市場に来る人は「選択肢の広さ」を求めます。
求人においても、やりたいことが決まっている層にはIndeedが、やりたいことが漠然としている層にはタウンワークが好まれます。この心理の違いを理解することが、媒体選びの第一歩です。
検索特化型「Indeed」の強みと活用法
Indeedは、世界No.1の求人検索エンジンです。最大の特徴は、求職者が入力する「キーワード」と「場所」によって、AIが最適な求人を表示させる仕組みにあります。
職種名で検索される強み
IndeedはGoogleやYahoo!の検索結果でも上位に表示されることが多く、特定の職種名で検索する層を確実に捕まえます。
資格職や専門職など、仕事の内容が確立されている職種の場合、Indeed経由での応募が非常に期待できます。検索流入を最大化させるためのキーワード設計が成功の鍵です。
比較検討が容易なリスト形式
Indeedの検索結果は、同じような職種がズラリと並ぶ比較検討画面です。給与や勤務地が明確であれば、求職者は瞬時に自分に合うものを選別できます。
逆に言えば、職種名が曖昧だったり、条件が競合より低すぎたりすると、クリックすらされないシビアな側面もあります。
Indeedに向いている具体的な職種
資格保持者やスキルが明確な仕事は、Indeedと相性が抜群です。
発見を促す「タウンワーク」の強みと活用法
タウンワークは、長年培われたブランド力と、地域・駅などから直感的に仕事を探せる導線が魅力です。特定のキーワードを持っていない層にアピールする力が非常に強いメディアです。
多様な検索軸でアプローチ
タウンワークでは、職種だけでなく「メリット(未経験歓迎、ピアスOKなど)」や「駅・沿線」から仕事を探せます。
パン屋の求人の隣に整備工場の求人があっても違和感がなく、ユーザーは「へぇ、こんな仕事もあるんだ」と、潜在的な興味を刺激される仕組みになっています。
未経験層や若年層へのリーチ
「何かバイトしたいな」という学生やフリーター、主婦層にとって、タウンワークの直感的なUIは使いやすいものです。
やりたいことが決まっていない層に対し、写真やキャッチコピーで「楽しそうな職場」「自分にもできそうな内容」であることを伝え、一目惚れさせる戦略が有効です。
タウンワークで効果が出やすい案件
特定のスキルが必要ない「未経験歓迎」の仕事や、地元の利便性を重視する層を狙う場合に適しています。
タウンワークの掲載プランを詳しく知りたい方はこちら
どっちに出すべき?判断基準のチェックリスト
結局、自社はどちらに掲載すべきでしょうか。媒体選びを間違えると、コストばかりかかって応募がゼロという事態になりかねません。以下の基準で、募集内容を整理してみましょう。
職種名の「検索性」で選ぶ
募集する仕事が、世間一般的に広く知られた職種名であるかどうかが重要です。
「施工管理」であればIndeedが強いですが、「お客様の夢を形にするアドバイザー」といった独自すぎる名称だと、Indeedでは誰にも検索されません。その場合は、タウンワークで広く認知を広げる必要があります。
ターゲットの「具体性」で選ぶ
「経験者」をピンポイントで狙うなら、キーワードマッチングに強いIndeed一択です。
対して、第二新卒や未経験など「間口を広く取って、人柄重視で採用したい」場合は、多様な属性のユーザーが回遊しているタウンワークの方が、思わぬ人材との出会いを生む可能性が高まります。
媒体選定のチェックリスト
□ 募集職種に国家資格や免許が必要か?(YESならIndeed)
□ 未経験者のポテンシャル採用か?(YESならタウンワーク)
□ 特定のエリア(駅前など)で目立ちたいか?(YESならタウンワーク)
□ Google検索で「職種名+地域」で上位を狙いたいか?(YESならIndeed)
成果を最大化させる「合わせ技」の考え方
Indeedとタウンワークは対立するものではなく、併用することで採用効率を最大化できます。市場環境が厳しくなる中、一つの窓口だけに頼るリスクを回避しましょう。
役割分担による同時掲載
例えば、同じ「事務職」の募集でも、Indeedでは「経理事務・月給25万〜」と専門性を打ち出し、タウンワークでは「駅チカ・未経験OK・17時退社」と条件面のメリットを強調して掲載します。
これにより、スペック重視の層とタイパ・環境重視の層の両方を網羅できます。
データの活用と改善
Indeedはクリック課金型(運用型)のプランが主流です。
リアルタイムで「どのキーワードで反応があったか」がわかるため、そこで得た知見をタウンワークのキャッチコピーに反映させるといった改善が可能です。逆に、タウンワークで反応が良かった写真をIndeedの画像広告に活用する手法も有効です。
公的支援や制度の確認
厚生労働省の「労働市場分析」などを見ると、地域ごとの有効求人倍率や職種別の需要がわかります。
これらを参照し、現在は「探されている側」なのか「見つけてもらう努力が必要な側」なのかを把握した上で、適切な広告予算を投下しましょう。
【厚生労働省:労働経済分析レポート】 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouzenpan/roudoukeizai/index.html
よくある質問
Q. Indeedに無料で掲載するだけで応募は来ますか?
A. 結論から言うと、無料掲載だけでは不十分なケースが多いです。Indeedには膨大な求人が毎日投稿されるため、無料枠の求人はすぐに埋もれてしまいます。確実にターゲットの目に入れるためには、有料枠(スポンサー求人)を活用し、露出を高めることが推奨されます。
Q. タウンワークは紙の雑誌とネット、どっちが効く?
A. 現在の主流はネットですが、地域によっては依然としてフリーペーパー(冊子)の力も侮れません。特に中高年層や、特定の地域に密着して探している主婦層には紙媒体が有効な場合があります。タウンワークは基本的にネットと冊子がセットになっているプランが多いため、両方の特性を活かしましょう。
Q. 予算が少ない場合はどちらを優先すべき?
A. 職種によります。ピンポイントな資格職ならIndeedで少額から運用するのが効率的です。一方、コンビニや飲食店などの一般的なアルバイトであれば、タウンワークで1週間しっかりと露出させた方が、一気に人数を確保できる可能性が高くなります。
Q. Indeedに掲載できない職種はありますか?
A. 基本的に法律に違反する内容や、極端に情報が不足している求人は掲載できません。また、ネットワークビジネスの勧誘や、具体的な仕事内容が不明瞭な「高収入」を謳うだけの広告も、Indeedの厳しい掲載基準によって制限されることがあります。
まとめ
Indeedは「目的買い」のユーザーが集まるスーパーであり、タウンワークは「新しい発見」を求めるユーザーが集まる市場です。採用を成功させるには、自社の求人がどちらの性質に近いかを見極め、適切な場所に陳列することが欠かせません。
もちろん、データには限界があります。地域差や時期的な要因によって、本来Indeed向きの職種がタウンワークで爆発的に当たることもあります。そのため、一つの手法に固執せず、状況に合わせて柔軟に設計を変えていく姿勢が重要です。
まずは自社の募集案件が「職種名で検索されるものか」を確認し、最適な媒体選定から始めてみてください。当社では、Indeed運用からタウンワークの原稿制作まで、データに基づいた最適な採用プランをご提案しています。お気軽にご相談ください。
【注釈・参考】
【厚生労働省:労働経済分析レポート】 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouzenpan/roudoukeizai/index.html
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